編集部ブログ

6/6(月) 05:52
キリンカップ決勝に向けて
6/3の試合でブルガリアに7-2の大差で勝つという意外な結果をもたらしたキリンカップ。

ブルガリアはFIFAランキングこそ69位と(同53位の)日本より格下に見えるが、今年のポルトガルとの親善試合においてアウェーの中1-0で勝利するなど決して弱いチームではなかった。その時と殆ど変わらないフルメンバーでの対戦となったが、日本は意外な大差で勝利を収めた。

多くの人が指摘していたが、この戦いにおいてのブルガリアには全く覇気が感じられなかった。どうやって日本を倒そうかという戦略も全く見えてこない。対戦相手を決めたときにはもう少し高いレベルでの接戦を期待していたはずだ。
となると、大勝はしたものの本来のキリンカップの目的(世界の強豪と戦って日本代表を強化する)からは程遠い内容となってしまった感がある。(無論その責任は日本代表にあるわけではないが…)

その意味では、ボスニア・ヘルツェゴビナ(同20位)と互角に戦ってPK戦の末惜敗したデンマーク(同38位)の方が実りがあったかもしれない。次のボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、本田につづき香川の欠場も濃厚だと伝えられるが、ブルガリア戦のことは一度忘れて、デンマークのように堂々と互角に渡り合って勝利を収める雄姿をみたい。それでこそブルガリア戦での勝利も価値のあるものになるのではないだろうか。