イトゥ郊外の一軒家でブラジル対クロアチア戦を観ていると、花火が4回聞こえてきた。最初はキックオフ時で、残り3回はブラジルがゴールをあげた直後だった。開催地の盛り上がりとはかけ離れた場所にいても、ワールドカップの息吹は確かに感じられる。
開幕が待ち遠しくても、始まると慌ただしいのがワールドカップである。現地に居てもテレビで観戦していても、ここからは洪水のようにゲームが押し寄せ......
【プロフィール】
戸塚啓（とつか・けい）
1968年生まれ。サッカー専門誌を経て、フランス・ワールドカップ後の98年秋からフリーに。ワールドカップは4大会連続で取材。日本代表の国際Aマッ チは91年から取材を続けている。2002年より大宮アルディージャ公式ライターとしても活動。最新著書に『不動の絆』〜ベガルタ仙台と手倉森監督の思い（角川書店）。『戸塚啓のトツカ系サッカー』ライブドアより月500円で配信中！
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