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アンチェロッティが探さなければならないバランス
リーガ3節にしても早く連敗を喫したレアル・マドリード。3試合で勝点3しか奪えなかった欧州王者はどんな問題を抱えているのか。地元メディアが勝てない要因としてよく挙げているのがアンヘル・ディ・マリアとシャビ・アロンソの放出だ。彼らがいなくなったことで保たれていた絶妙のバランスが崩れたという指摘は多い。



ディ・マリアを昨シーズン、左サイドのインサイド・ミッドフィルダーで起用し、カルロ・アンチェロッティはチームにバランスをもたらした。シャビ・アロンソを中盤の底に置き、その前にディ・マリアを左、右にルカ・モドリッチを配置。攻撃的な3トップの背後にはゲームを創造し、ディフェンスでも汗をかく3人が揃った。



シャビ・アロンソはディフェンスラインの前に立ち、相手の攻撃の芽を摘んだ。ディ・マリアはラストパスやその突破力で決定機をつくり、チャンピオンズリーグ決勝ではMVPに選出された。イタリア人指揮官はこの2人がい......



【プロフィール】
座間健司(ざま・けんじ)
1980年7月25日生まれ、東京都出身。2002年、東海大学文学部在学中からバイトとして『フットサルマガジンピヴォ!』の編集を務め、卒業後、そのまま『フットサルマガジンピヴォ!』編集部に入社。2004年夏に渡西し、スペインを中心に世界のフットサルを追っている。フットボールは2008−2009シーズンからビジャレアルのソシオとなり、定期的に試合観戦をしている。2012年よりフットサル、フットボールを中心にフリーライター&フォトグラファーとして活動を始める

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