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バニシングスプレー、使用前に《消える》?
今シーズン中にブンデスリーガにも導入される予定で、10月18日と19日に開催されるブンデスリーガ第8節で解禁となる見込みだったバニシングスプレーが、一転して使用禁止になってしまったという。ドイツ最大の発行部数を誇る大衆紙『ビルト』が報じている。



同紙によると、工業製品の安全試験及び認証を提供する第3者機関テュフ・ラインランド社の検査で、1本あたり12.95ユーロ(約1800円)であるこのバニシングスプレーが、同社の設ける基準ラインをクリアしていなかったことが原因であるようだ。



テュフ・ラインランド社に勤務する専門家グレータ・ダウ氏は『ビルト』の取材に対し「ドイツだけでなくEU全域での使用が禁止されています。地球温暖化ガスが33%も含まれており、これは通常のものよりはるかに高い値です」と話しており、内容物が変わらない限り、同社は許可を出さない構えだ。



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【プロフィール】
鈴木智貴
静岡県天竜市(現・浜松市天竜区)出身。1981年生まれ。日本大学法学部卒。日本での社会人生活を経て、2010年夏よりドイツ在住。現在デュッセルドルフのアマチュアクラブでU-12監督を務め、プロチームの指導者になるべく修業中の身。昨年ドイツサッカー連盟公認C級(UEFA−B級)指導者ライセンスを取得。

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